アクティブ福祉in町田’19

当法人のグループホームも「地域のネットワークを活かして〜わからない→できる! 役割へ〜」というテーマで発表させていただきました。

尊厳を重視し、個人の意思を尊重した生活の場の提供」というが当法人にはあるのですが、私はあたりまえのことですが、このフレーズを大切にしています。

尊厳を重視し 個人の意思を尊重した 生活の場の提供 

  • 尊厳を重視=個人として重んじる
  • 個人の意思を尊重した=一人一人が意思をもったオンリーワンの人間
  • 生活の場の提供=施設入居したら施設の人ではなく、一人の地域の人として生活を送れるように。

やわらかくまとめると「グループホームに住まいの場所がうつっても、認知症になっても、あなたはあなたですし、引っ越ししたみたいに、またこの地域で自分のを大切に暮らせるように支援させていただきます」ということだと思っています。

アクティブ福祉in町田'19

グループホームでは町内の清掃や回覧板を回したり、小学校の学生との交流があり、さらに運動会に呼ばれてうかがったり、と様々な地域との関わりがありました。
地域の中でも顔見知りができたり、役割があることで活き活きと暮らす一つになると考えています。

そして一人の個人として、様々な考えがある中で個人の意思を尊重することを考えた時に自分や親、祖母、地元の知り合いのおばあちゃんのことを想像してみると、自分が楽しそうと思った会合やイベントに顔を出したり、季節の花がきれいだから散歩してみたり、お気に入りのカフェがあったり、通い慣れた定食屋があったり、趣味を通して友達と交流したりしているわけです。

グループホーム内だけで自分の好きなことができ、生活できる人もいますし、逆に賑やかな場所に行って喋って笑ってというのが好きな方もいます。

今回発表としてあげたのは、グループホーム内にとどまらず、様々な地域とのつながりの中で自己実現ができるように支援した結果どうなったかという内容でした。

地域の訓練にご利用者が参加したり
https://kashokai.com/blog/archives/14113

高齢者支援センター主催の教室に参加したり
https://kashokai.com/blog/archives/14124

選挙にいったり
https://kashokai.com/blog/archives/13930

RUN伴で走ってみたり
https://kashokai.com/blog/archives/14080

防災時も想定して、地域で顔の見える関係を築いていきましょうというボッチャ大会参加したり
https://kashokai.com/blog/archives/14243

地域活性化のイベントの準備、運営を手伝っていただいたり
https://kashokai.com/blog/archives/13437

裁縫が得意な方に、近所の人の破れた洋服を縫っていただいたり
https://kashokai.com/blog/archives/13384

他、季節の花を見に行ったりと、個人ので聞かれるやりたいこと。また日々の行動や生活歴、会話の中から得ることができる潜在的に好きなこと、やりたいことへアプローチしました。

グループホームのスタッフが今回発表したのですが、ご入居者へこれらの活動を積極的に関わってきてくれました。
発表も自分の言葉でしっかり、熱がこもっていました。

これからもご入居者と密に関わっていく中で、それぞれのご入居者のグッドストーリーを側でサポートしていきたいですね。


【ぬくもりの園は事業を展開しています】
介護が必要になっても個人の尊厳と意思を何より一番大切に、生活の質(QOL)向上に向けて、喜び・笑顔のある日々をサポートします。

在宅の介護サービス・グループホーム・働きたい方へ(総合ホームページ)
社会福祉法人嘉祥会ぬくもりの園

24時間見守りのある安心のシニア向け住宅(サ高住)
清住の杜町田

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。