これからの医療介護分野について検討されている事

全世代型社会保障構築会議の資料には医療と介護分野の今後の方向性を示していく内容が記載されています。

その中でも私が反応したのは経営の大規模化、協働化等による人材資源の有効活用等の推進という言葉です。

法人を大規模化する事で物品を購入する時に大量ロットで仕入れる事で価格を安くする交渉ができたり、送迎車の有効活用、人材確保・育成・雇用の安定や事務コストの圧縮など経営の合理化、資源の活用ができるという事なんだろうと思います。

現状、特養などで職員の人員配置基準が満たせず、ベッドは空いているけれど、入居者を受け入れられないという話しはよく聞きます。社会福祉法人同士も法人間の連携や合併について徐々に整備されてきている背景も、2025年には32万人、2040年には69万人介護人材が不足すると予測されている中、合理化して、資源を有効活用していくしかないという考えに至るのは必然な状況なのかなと思います。

今年9月までに倒産した介護事業所は前年同時期の約2倍の100件。コロナによるかかりまし経費や、物価高など様々な原因があると思いますが、倒産した100件のうち8割弱は従業員が10人未満と小規模事業所です。

大きな流れを把握し、当会としても必要な人に必要な支援の手が途切れないように事業を着々と整備していく必要があると感じました。

これからの医療介護分野について検討されている事


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。