変わっていくこと、変わっちゃいけないこと。法人理念と行動

サービスでもWEBでもお客さん視点での最適化を目指していくことを今必死にやっています。
きっかけはSEO対策で人から助言をいただき、どうやらGoogleの検索アルゴリズムがどういう方向性を示しているのかを知って、そこにむかって我々も努力しないといけないらしいということを知りました。

検索する人のユーザビリティがあがるように日々アップデートしていくのは必要なことですよね。

年々アルゴリズムは変わっていくのですが、それがどう変化するかは不変的なGoogleの理念に基づいて変わっていますよね。

Googleが掲げる10の事実 https://www.google.com/about/philosophy.html
というページがあります。

その中で一番目に書かれているのが
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
一部抜粋 Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。

と書かれています。ここはぶれない。

その時々で変わっていくことは手段やそこに行きつくまでの方法であり、理念は変わっちゃいけないことですね。

これをうちの法人で考えます。

うちの法人には「介護が必要な方でも住み慣れた地域の中で、ご自宅と同じように、その人らしく、安心して生活を送っていただくことです。 そのためには、人間としての「尊厳」を重視し、個人の「意思」を尊重した生活の場の提供をめざします。 また、私たちは、ゆっくりと、一緒に、楽しく安心した生活の支援を「真直な心」、「誠実な心」、「奉仕の心」を持って、 ご利用者、ご家族とともに取り組んでいくことを目標としています。」

という理念があります。

この理念はグループホームを最初の事業として始めることにした当法人創業者が、グループホームの役割と創業者のこの地域で叶えたい事が書かれていることが読み取れます。

法人理念は介護現場でも大変重要なことだと考えています。
それは何故かというと、
防災や感染症等マニュアルのように、慌てずに確実に実施する必要があるものはマニュアルで共有して統一した対応をしますが、目の前のご利用者には画一的な対応で人間関係を築いていくことが難しいし、その時々のご利用者の変化に合わせてスタッフは判断し対応しなくてはならないからです。

スタッフが判断や日々のケアで迷うことがあったら、この理念に立ち返ってそれを元に行動をする事で、その行動が大きくぶれないと思っています。

理念の中で『人間としての「尊厳」を重視し、個人の「意思」を尊重した生活の場の提供を目指す』 

となっているので、そこを判断材料にした上で行動して仮にうまくいかないこと、失敗したことがあれば、適切にフィードバックしながら考えていけます。
しかし、例えばスタッフ都合でしかない事を理由としてご利用者に不利益があった時は確実に修正が必要になります。

『人間としての「尊厳」を重視し、個人の「意思」を尊重した生活の場の提供を目指す』
に向けての方法・手段は目の前にいるご利用者によっても違うし、それに集中する為に必要な仕事のやり方も時代の変化によって変わります。

あたりまえの事なのですが、行動の指針になる大切な考えは、法人内で何度も何度も確認する必要がありますね。

創業から変わらない理念をテーマにしたので、昔の写真を引っ張り出しました。
17年前の写真です。

変わっていくこと、変わっちゃいけないこと。法人理念と行動


【ぬくもりの園は介護事業を展開しています】
介護が必要になっても個人の尊厳と意思を何より一番大切に、生活の質(QOL)向上に向けて、喜び・笑顔のある日々をサポートします。

在宅の介護サービス・グループホーム・働きたい方へ(総合ホームページ)
社会福祉法人嘉祥会ぬくもりの園

24時間見守りのある安心のシニア向け住宅(サ高住)
清住の杜町田

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。