尊厳について私の考えを職員と共有

当会の法人理念にあり、サービスの根幹にある考えとして「尊厳」という言葉があります。

介護保険法の目的(第一条)の中でも「この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態(中略)これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、(中略)必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。」となっており、尊厳の保持の重要度を感じ取ることができます。

では、そんな「尊厳」について説明してほしいと言われた時に、言葉の輪郭やイメージは掴めるけれど具体的に言語化することは難しいですよね。
尊厳を辞書で引いてみると『とうとくおごそかで、おかしがたいこと。「人間の―」』と記されています。
意味を確かめてもわかりにくいので、個人的に介護現場に当てはめてかみ砕いた結果、『唯一無二の存在』と『自律している個人』の複合的な概念が「尊厳」なのではないかと考えました。

介護現場で考えると「尊厳死」「認知症の人の尊厳」という使われ方をします。
医療介護者が使う「尊厳死」という言葉については、自らが迎える最期についての治療や生き方を自分で選びます。そして、周囲の人々はそれがその個人の考えを尊重できるように支援する形で、尊厳死という最期を迎えます。
認知症の人の尊厳については、認知症になっても人生の決定権は本人にあり、「認知症だからわからない」と周囲が決めつけるのではなく、認知症当事者の生き方や価値観を重視するのが支援者が考える尊厳を重んじたケアなのだと思います。

当会の基本理念にある、『人間としての「尊厳」を重視』という言葉について、各事業所、各個人で重視できているのかを定期的に振り返っていきたいと考えております。


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。