町田市 地区別懇談会−忠生地区−に出て感じたこと

2018年12月4日(火)忠生市民センターホールで行われた地区懇談会に出席させていただきました。

町内会、民生員、高齢者支援センター等々地域で活動されている方が多く参加されていました。

グループワークでは自分の所属団体が開催している居場所、またあってほしい場所を持ち寄り、現状課題分析、把握、そしてこれからの展望について話し合いました。

町田市 地区別懇談会−忠生地区−に出て感じたこと

町内会長さんは「高齢化で町内の役員が回ってくるといいやと辞退し、町内会を外れてしまう人が増えてきている。所属、役員になってくれていると集まったり顔を見る機会や声をかける機会も多いので入ってくれていればいいのですが」
という高齢化している地域での課題をあげていました。

家で一番身近なコミュニティである町内会・自治会ですが、加入率が町田市を見渡しても町田市第二地区(旭町1〜3丁目、中町1〜4丁目、本町田、森野1〜6丁目)で加入率が33.5%。当法人がある地域である忠生地区で45%。自分が想像している以上に加入率が低いように感じました。

また未就学児が家庭にいる私、孫がいる方は共働きである家庭事情で学童の対象でない小学4年生以上が集える場所がないことを課題に感じる意見も出ました。

あるふれあいサロンは多世代交流を目的としてはじめて最初は小さい子供と高齢者が楽しめることをしていったが、そのうち高齢者は高齢者で楽しみたいというニーズも出てきて活動を考えているところという話しも聞けました。

これは一部ですが、本当に地域での実際の話し、サロンなどコミュニティの現状に関して意見交換ができました。

共通してあがったのが「自宅から徒歩圏で気軽に集える場所がほしい」 「取り組みを継続するのには企業などの助け(場所の提供や人を配置)があったほうがいい」という意見。

イギリスに住んでいたお付き合いのあるイラストレーターさんと自宅から徒歩圏に気軽に集える場所があるといいなという件について後日話すと、イギリスには教会がその役割を担っていた言っていました。
教会を訪れる人、そして訪れる目的はそれぞれあるけれど、週に1回はコーヒーやクッキーが無料で提供され、そこは別け隔てなく交流したりするそうです。
イラストレーターさんは英語を勉強したくて通っていて、助かったと言っていました。

日本でいえば神社、お寺でしょうか。近所で言えば今後増加される空き家の活用と言われていますよね。

また同時に当法人のような社会福祉法人にもそういう役割が担えるかもなと思いました。以前ぬくもりカフェという月に一回無料でコーヒーをお出しし、嘉祥会のデイサービスフロアと中庭を自由につかっていい日を設けていました。グループホームご入居者と地域のボランティアの子供がウエイターをやってくれていました。どなたでもお越しいただけるカフェで、地域の方、ご入居者ご家族などいろいろな方が訪れていらっしゃいました。
お話してもいいし、介護のことなども相談したかったらするというような感じでした。
保健所の方にご指摘され今は行っていませんが、今後地域自宅から歩ける範囲というコミュニティのスペースとして違うやり方でも検討していければ良いかなと思いました。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。