皆様こんにちは!嘉祥会ブログ担当の彌 一勲(ひさし かずひろ)です。
寒暖差が激しいですね。訪問介護では訪問させていただく度に熱い日は熱中症に注意の呼びかけをしています。お一人暮らしの方が多いので、冷房や扇風機をつけていない方は心配でおせっかいかもしれませんが繰り返しお伝えしています。
さて、新人向けOFF-JTですが今回は『嘉祥会の職員に伝えたい10のメッセージ』
として私が嘉祥会の理念に基づき、そして介護に対して情熱を燃やし続ける燃料となる心構えとなるものを誤解を恐れず伝えました。
さて、新人向けOFF-JTですが今回は『嘉祥会の職員に伝えたい10のメッセージ』
として私が嘉祥会の理念に基づき、そして介護に対して情熱を燃やし続ける燃料となる心構えとなるものを誤解を恐れず伝えました。
芯を一本通す事で、同じご利用者との関わりでもクオリティが違ってくるのです。
ご利用者の現在の様子しか知らない状態と、対極的にそのご利用者の過去、考え方の傾向、想いを知っていている状態で関わるのではケアの質が全く違います。
10のメッセージの内一つだけ例に出すと
『介護はルーチンワークではない。人々の生活、人生を豊かになるように支援する創造的な仕事である」
というメッセージ。
私達の仕事は『13時までに50kgの荷物をA地点からB地点に運んでおく』というような作業に追われるものではありません。
関わらせていただく人達に対し、いかに自分たちが関与する事でその人達の生活が良くなるかを模索して叶える仕事です。
その生活がよくなる、もっとこうなりたいというご利用者の想いに応えるのが仕事。
例を出すと
以前は手芸が好きで毎日やっていたけれど、右半身麻痺になり縫い物等できなくなった。
でも以前までとはいかないまでも好きな事を続けていきたい。
そういう方に対して、「もう右手は動かないって医師からも理学療法士からも言われていますから」と諦めるのではなく、その方の想いを大切に。
「どうやったらまた手芸ができるか?」と想いを叶える為に「右手で布を支える事ができればできる事があるかもしれない。右手をこれだけ動かすにはどうしたらいいんだろう」「左手でハリを入れるのはいいけれど抜く時の力が今はない状態。それを解決するには?」「無理だとご本人は思っているけれど、やる気にさせて継続的にやるにはどうやって声をかければいいんだろうか」と色々な業種の方々に聞きまくって、調べまくって、考えまくって仮説を出します。
「こうやったらできるかもしれない」という具合だからこそ創造的な仕事だという説明をしました。
私の介護職を続けている心の燃料は「こんな自分でも人の役にたてるのであれば、役に立ちたい」という想いです。
それがタイトルであげたアインシュタインの言葉
誰かの為に生きてこそ人生には価値がある
私が歴史に名を残すわけでもなんでもありません。生きていくだけで精一杯です。
でも、自分のテリトリーの地元だけでも、そして自分の力の限りではあるけれど人の役に立つ事が自分の生きている意味だと仕事に励んでいます。
嘉祥会のみっつの心得の『奉仕の心』にこのアインシュタインの言葉はジャストフィット。
誰かの為に生きてこそ人生には価値がある
素敵な言葉です。
そんなOFF-JTでした。
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彌 一勲

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