訪問介護を4ヶ月やってみて。インセンティブについて考えた〜その1〜

皆様こんにちは!嘉祥会ブログ担当の彌 一勲(ひさし かずひろ)です。
小山田は太陽に照らされ緑が眩しい時期です。もう日中はユニフォームのポロシャツで外出歩いています。

訪問介護を4ヶ月やってみて。インセンティブについて考えた〜その1〜

さて、私が訪問介護に移動して早4ヶ月。優秀なスタッフに恵まれて私は今まで行っていた業務を遂行しつつ訪問介護の管理者をやれています。

訪問介護自体経験した事がなかったので、事業形態はわかるけれどご利用者のご自宅に訪問して家事援助や身体介護を行うのは実際初めての経験。

とてもフレッシュな気持ちで訪問介護を4ヶ月間おこなってきました。その中で気づいた訪問介護や在宅での生活について振り返ってみます。

◯訪問介護は刺激的。私個人的にはとっても好きな事業

私は介護の学校から最初に努めた今に至るまでずっと施設介護を中心に物事を考えていました。
施設には施設の中での生活があってルールがある。
なので、一般的な自分の社会生活から考えておかしいなという事から施設入居している方の生活の質があがるにはどんな事が必要なのか、それをうけて自分はどんな事をしなくてはいけないのか、といういわばアセスメント、、実施、評価の介護過程PDCAについて情熱を傾けていたわけです。

施設なのでご利用者と職員は一対一の関わりをとれる時間は限られました。やはり介護度中度、重度の方の身体的なケアや認知症の方の心のケアに時間を費やし、リハビリ意欲がある方だったり外出して自分が好きな事をやりたいという方とは機会は作っていましたが、密にというわけにはいかないのが歯がゆいなーと常に業務の質を落とさず効率を図ってきました。
施設も仲間のスタッフもいるしご利用者の方もかわいがってくれたので楽しかったし充実していましたが、訪問介護はそれとまた違った刺激がいっぱい。
まず施設介護が当たり前だった私がご利用者宅にお邪魔させていただいた時に気がついたのが情報量の多さ。

各ご家庭で造りから家具から生活感や何から何まで個別性があり、同じものが一つとしてない。
また、その歴史から読み取れる情報量が多すぎて大変だなと思いました。

ドア、そこにかかっている標識、玄関を明けた時のその玄関の重さやノブの硬さ、玄関先の段差、玄関横に椅子がある。しかも肘掛けで座面は低めでクッション性がありそう。その横には天井から後付の手摺り。これにつかまって椅子から経ったり座ったりしていて靴はマジックで簡単に脱げるもの。
玄関に色々な飾り物があったらその嗜好の傾向やご本人が興味があったもの、そして当たり障りない会話の時に引き出す会話のネタにこれは何か聞くのはありだな。

と玄関明けるところから情報が多すぎる。

施設にいた時は居室にあるもの+アセスメントを見てご本人と話してと時間をかけて一つ一つ確認し時にはイメージを膨らませて考えていました。
施設ならばドアは一律一緒で玄関なるものもあまりない。介護が必要な方向けの建物なのであたりまえにバリアフリー。

その玄関から色々とじっくり聞きたいものを横目にご本人がいらっしゃるリビングへ。
そこで実施される介護は一対一。先輩職員もいません。フォローする職員もいない。そしてご利用者の事は何よりも大切に考え親身になり色々は会話にも耳を傾けますが、訪問介護員として介護保険内でおこなっていけないサービスがある。
その方のルール内での支援が基本としてあるので、ご家庭でのルールを一つ一つ確認させていただきます。

ケアプランで何の為の訪問介護か明確になっているので、仕事する内容には困りません。何回か通えばかってもわかります。

そんな中、一番私が訪問介護って好きだなーと思ったのが利用者主体という考え方がぴったりくると感じた点です。

施設は多数のご利用者と少数の職員というのは仕方ないですが、ご利用者50名に対して日中フロアにいるスタッフは4名だとしたら10人に対して1名の職員配置。もっと日中に出勤しているスタッフの数は多いのですが、入浴介助の業務があったりする関係でフロアの様子はそういう状況。

しかし訪問介護は一対一。しかもその方へ30分〜60分程度集中する事ができ、まさにご利用者主体で物事を考えます。そして密に関わって、介護が必要な方の支援にお邪魔させていただき自分が仕事した事によってその方の在宅生活が継続できた。そして自分が訪問に行った事で生活がよくなった。と実感していただける事が何よりも幸せ。

自分がやりたかった事は個別ケア。昔からずっと十人十色の方への画一的なケアには疑問をもってきたので、そういう意味で個人的に訪問介護は好きです。

その2につづく。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。