在宅での食事について考えた日

毎週木曜日は私の現場の日で訪問介護に出ています。
数年同じご利用者のお宅に通っていると、毎週小さな変化を感じ、月、年という単位でみると1年経つ頃には色々と変わっていきます。

最近、在宅で生活を送っている要介護高齢者の「食事」に対して考えることが多くなりました。

特に一人暮らしの方や、自身も高齢でありながら配偶者の介護をしている方の食事ですね。

実際に私が訪問していたケースですが

カロリー計算されている宅配の弁当を頼みつつ、「味気ない」「足りない」とコンビニのポイントカードを持って毎日コンビニに好きなものを買いに行く方。

食事の用意が大変だから冷凍パスタ等の冷凍食品を買いだめして食べる方。

カップ麺を一日一回あてにして毎日食べている方。

様々な食生活の方に出会い、課題なのか課題じゃないのかよくわからない状態でした。

健康面から考えたら「しっかり栄養管理しないとダメに決まっているでしょ!」なのかもしれませんが、ご本人がコンビニに行って選ぶのが楽しみ。
カップ麺が好きだ!という事があるので、それはそれで自分で選び好きなものを選んで食べられている!という良い面もあるし、「これが楽しみ」と仰るので、きっと満足度は高めなのだと思います。

過去、糖尿病で用法用量を守ってお薬の服用が難しいという方で、病院の管理栄養士に食事の指導を受けたご利用者がいました。その時はご利用者も「はい、気を付けます」と仰っておりましたが、自宅での再現性がありませんでした。数日後ご自宅へ伺うと、大好きなインスタントラーメンのスープに白米を入れて雑炊にして召し上がっていました。
これも自分で好きなものを、自分で調理して食べているので、いい面もあるよな~と思いつつ、糖尿病が悪化してしまうなと心配にもなりました。

他のご利用者ですが、食事を作るのが大変なので、宅配弁当でおかずだけを頼んでいるという方も「おいしくないのよね」と宅配を中止して自分で時に涙を流しながら本当に頑張って食事をつくる方もいらっしゃいます。

食事の課題解決の為に多く方が利用している宅配のお弁当ですが、
私が実際に関わらせていただいた内5割から6割くらいの方が宅配の弁当に不満を感じていました。「味が単調だ」「冷たい料理」「繊維が残ってかみきれない」「いつも同じものが入っている」という事を仰っていました。

逆に残り4割くらいの方は(あくまで私の関わった方での割合です)「食事持ってきてくれてありがたい」「バランスが考えられていて助かる」
というような感じです。

「これ」という正解や解決方法がないので、私自身提案できることもあまりないです。
なので、ご本人の意思と健康の両側面から考えています。

『何に重きをおくのか』ということが第一だとは思うのですが。

在宅での食事にもっとしっかり向き合わなければいけないなと考えた今週の訪問日でした。

お疲れ様でした。


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。