南大沢学園の技能協議会にお招きいただき、卒業生でぬくもりの園で働いてくれているスタッフと行ってきました。もちろん介護以外でも一部上場企業も複数きていました。
ダイバーシティを推進していく中で障害がありチャンスを無条件に失うのはもったいない。
正直、自分も得意な事、苦手な事があり、癖もある。できない事を探すよりできる事を評価する。仕事柄でしょうか、「〜〜であるべきだ」という考えではなく「そういう考えもあるのね」と多様性を楽しめるようになりました。
認知症の方でも高次脳機能障害の方でも統合失調症の方でも腕がない方でも、できる事、素敵な事を探すのは介護の基本ですからね。
南大沢学園で技能協議会を見させていただき感じたのは一生懸命さです。あと感心した事として、廊下ですれ違う学生みなさんが元気に挨拶を必ずしてくれる事です。
またパワーポイントでのプレゼン、そしてチームで「豊かさ」についてディスカッションしたり。それらを自分は高校生活でやってきていなかった。とても濃い時間を仲間と共有してきたんだとわかりました。
自分は豊かと問われてもすぐ答えが出ません。見習うべき事がたくさんありました。
高校生の生命力を感じつつ、同行したスタッフに聞いたのは就職するも、定着するのが難しいという現実があるという事。頑張らなければとバーンアウトしたり、学校で習った事と違う事を求められると難しいようです。
その事を理解しつつ、フォローしつつ、輝ける場面もいっぱいあるのでぬくもりの園でも就職に繋げられたらなと思いました。
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彌 一勲
特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。
ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。
認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。
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