TUTAYA町田木曽店さんで認知症サポーター養成講座が開催されました

(リンク:https://kashokai.com/blog/archives/13555)の取り組みを行っていただいているTUTAYA町田木曽店さんのスペースにてサポーター養成講座が行われました。

Dbooksとは

認知症の人にやさしい地域社会を実現する取り組み「認知症の人にやさしい図書館」が広がっています。認知症と診断された人が、病気や暮らし方をよく知るきっかけを作ったり、読書という体験を通じて地域社会や仲間とつながる場になったり、図書館という場の可能性が注目されています。
https://www.dementia-friendly-machida.org/dブックス/ より引用

市では図書館だけでなく、民間の書店での広がりも見せています。
2019年4月6日からTUTAYA町田木曽店さんでのDbooksが始まり、多くの方に本を手にとっていただけている様子です。

TUTAYA町田木曽店さんで認知症サポーター養成講座が開催されました

TUTAYA町田木曽店さんは「地域で頑張っている人を応援したい」というコンセプトでお店づくりをされており、町田で活動しているクリエーターや町田出身の歌手の特集するコーナーがあります。その中の一つにDbooksもコーナーとして設けていただいています。

TUTAYA町田木曽店さんで認知症サポーター養成講座が開催されました

今回養成講座を行ったイベントスペースも、オープンスペースでワークショップやゲーム体験コーナーを実施している場所です。

認知症サポーター養成講座は基本的に教室や会議室など、部屋で行われることが多いのですが、オープンスペースで実施したことにより参加者募集で募ってスタートから講座を聴いた方と、途中から来たお客さんがいました。

これはとてもいいことだなと思いました。

必要性を感じて認知症サポーター養成講座を申し込み、サポーターとして知識や考え方を学べるのが一般的な講座ですが、たまたま立ち寄った人や、興味はあったけれど申し込みまではしなかった人が講座の様子を見て内容を聴き、続きを聴きたいと思ったら椅子に腰掛け講座を聴く。
地域で認知症について学べる場所があるんだということが認知される機会になります。

そして、TUTAYA町田木曽店さんでやることで、店長はじめ店員さんが聴いてくださっていました。業務中に部屋にこもってずっと聴くことは難しくても、今回のように合間で座って聴いて考えてくださることが、認知症になっても安心してができる店舗が一つ増えることに将来的もつながるのではないかと思います。

今回はTUTAYA町田木曽店があるエリアの高齢者支援センター・あんしん室の忠生第二高齢者支援センターが関わって実施した講座になります。

高齢者支援センターが民間企業と関わりを持ち、お互いがまちづくりの一員として考え、このような機会を作っていただけたことはとても良い事だと思います。

講座の最後にTUTAYA町田木曽店さんでDbooksが始まったきっかけと想い、今後のことについて話してほしいと発起人の一人である私もお話する機会をいただきました。

TUTAYA町田木曽店さんで認知症サポーター養成講座が開催されました

最後お伝えしたことは「介護や支援が必要な方々にデイサービス等利用していただいていますが、それは一時であり、それぞれの家に戻り生活する上で必要なのは介護サービスも一つですが、安心して買い物にいける場所があったり、移動できたり、周りに顔なじみがいる環境があることが、住み慣れた地域で暮らすのに必要だと思います。サポーター研修を今日うけた方、企業、商店の方に気づきがあり、生活や商売の中で何ができるか考えてくださることが重要だと考えています」
ということです。
個人的に考える、今後のことについての率直の想いです。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。

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