先日町田市役所で開催されたDサミット東京2018年in町田キックオフミーティングに参加させていただきました。
どんな事をやるかと言うと、世間でもよく言われている「認知症の人にやさしいまちづくりってなんだろう」 「タニンゴトからジブンゴトへ」というキーワードについて民間企業始め様々な業種の方が集まり意見交換を行い、情報を共有し、どんな活動を具体的にやろうかを話し合う場。
だと私は感じました。
実際にD活のワークショップに参加し、実際に動いている活動に顔を出すことで無限の可能性と「お!できる!」と職員の(私の)手応えを感じることができ、それから物事が動き始めました。
今後も定期的にミーティングを開催し、11月後半にDサミット本番を迎えます。
集まった顔ぶれを見ると、町田で認知症の方が住みやすいまちづくりに日々奮闘されている方々。
このメンバーの中に自分も当事者として参加できるのは、完全にH様やM様のおかげです(名前は伏せますが、懐が深く、町田市の為に活動されている方々)。
私一人ではほんとに何もできない。でもお誘いいただけるのは本当にありがたい。
だから何か自分がいることで+になればという気持ちでいっぱいです。
今回のミーティングでも参考になることを色々と聴けたのですが、印象に残った言葉がありました。
「認知症の人に優しいまちづくり。の“認知症の人”という枕言葉をやめませんか」という言葉。
認知症の人というカテゴリ分けをやめませんかという事ですが、これがまさに最初であり結論でもあるんですが、わける必要ないでしょう。本当にそう思いました。
例で上げていただいたのが、「暑い日に毛皮のコートを着ている人がいるとする。それを見て『認知症の人かも』と考えるのではなく、『こんな暑い日にコート着て、暑くないのかな』と考えたらいいんじゃない」。
まさにそうだなと。
大声をいきなりあげた、とか同じこと何回も話す方がいるとして、それを『認知症?近寄らないでおこう』となってしまっては認知症になっても住みやすい町になるとは言えません。
そこで『なんで何回も話すんだろうか。よっぽど面白かったのかな?人と話すのが嬉しかったのかな?』とかその理由を考え、お互いに気持ちの良いコミュニケーションを心がけることが大切だなと思います。それが難しいわけですが。
自治会でご近所づきあいがあった人や、知り合いの人がある日認知症になった。
私の住んでいる清住平自治会でそういうことが起きたらと考えると、認知症について理解のある人がいてもいなくても「え、何?忘れちゃったの?しょうがないね〜」と笑って受け入れることができるように思えます。
あと何回も同じことを話しても「気が済んだ?次の人ね」と今までどおり普通に接すると思います。
認知症かもね。ということは思うでしょうが、この自治会の一人として住んでいこうよ。という同志というか仲間なんですよね。
なので、できないことや顔を見せなかったら声をかけたりとしてくれると思います。
そういう環境であれば、認知症だろうがなんだろうが、普通に今までどおりの延長線上で普通に生きていけるんじゃないか。
近所付き合いってそういう事ですよね。ただ苦手な人もいる。そういう人の為にも色々考えて、いざという時に手を差し伸べられ、その人なりのペースでの普通を貫いて住み慣れた地域で暮らしていってもらうのがいいのかな。
認知症の人を普通に受け入れるって、その人自身を理解し受け入れられるということとイコールな気もします。
認知症を受け入れるのではなく、その人を受け入れる。
人対人なんですよね。
とはいえ、町田市全員がそこまで深くかかわれるわけではないし、親密になれるわけでもない。
だから世間一般的に社会ということを考えた時に、どういうフィロソフィでどんな行動を通して認知症の人が住みやすいまちづくりをしていくのか。をこのDサミットミーティングで話し合うんだと思っております。
介護、福祉っていうのはまちづくりをすることも仕事内容なんですよね。市役所の人と手をとってやっていくわけです。
自分が何かできるわけではないけれど、このDサミットミーティングに集まった皆さんが中心となって何かしらできるんじゃないかと思いました。
2018.11.09追記
2018.11.24 まちだDサミット開催です!下記リンクから。午前中は丹野智文 氏の講演がありこちらは事前予約です。
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彌 一勲
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