「入居者と地域住民が創るサ高住」

日本シニアリビング新聞さんから取材の依頼があり、サービス付き高齢者向け住宅清住の杜町田の久保田と理事と共に応対させていただく。

地域密着を推進している法人が行っているサ高住、社会福祉法人が運営するサ高住について聴きたいということでした。

取材を受けているうちに、うちのサ高住は
『入居者と地域住民が創るサ高住』
という面白いものになっていることに気が付きました。

職員が生活の楽しみと安全を提供しよう!という試みもしましたが、どうやらそうでない。
入居者の方が悠々自適に2Fサロンでミニデイみたいなことやったり、地域の米屋さんや美容室との関係性を作って宅配や送迎の流れをつくってくださったり。

地域の方がサ高住の入居者が道に迷った時に、住宅まで送ってくださったり。

自然環境と閑静な住宅街というのがウリで、周囲にいっぱい店があるわけではないのですが、インフォーマルサービスをすごく活用されている。

すごく興味深いのが、コンビニやスーパーまで距離があるので、送迎サービスを実施しているのですが、利用される方が徐々に減っていくんです。
お米屋さん(サザエさんで言えば三河屋さんみたいな感じです)をご利用されたり、健康の為にと歩いてコンビニやスーパーまで行かれるようになったようです。
「今日はどこまで行った」と皆さんで話されるように、健康意識が高いみたいです。

また清住の杜にお住まいになって「元気になった」と本当の在宅復帰されている方もいらっしゃいました。

なんか自分たちが想定していないところで、「それって理想的だよね」みたいなことが実現されていました。

不便なことも至らないこともいっぱいあるかと思いますが、清住の杜町田の入居者と清住平自治会の方々が住みやすくて心地よい環境づくりをしてくれているのは間違いありません。

またD活、定期巡回の委託先として面白い取組に関与させていただいていることも話しました。

目の前の方の支援と生活を考えていたら結果色々な方や団体、法人さんとおつきあいができ、法人を成長させてくださっていることにも気が付きました。

本当に皆さんに感謝です。

(写真を見て自分の猫背にびっくりしました 笑)

入居者と地域住民が創るサ高住

入居者と地域住民が創るサ高住

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。