ご利用者のご意向を真ん中に置き、チームの共通認識をしっかり共有しておく事で意欲を引き出す

サービス担当者会議にてご利用者、ご家族の意向や考えは把握して、議論の真ん中におかないといけないと
ご本人の意欲も引き出せないし、ケアチームの方向性もバラバラになってしまうなと思う事がありました。
事前の意見共有の大切さと、ケアマネジャーとして反省すべき事もありました。

サービス担当者会議(以下、担当者会議)はご本人・ご家族含め、関わっている医療介護サービス事業所等が集まり、検討すべき項目を各立場から意見を出し、議論する場です。
私はケアマネジャーとして、担当者会議の前にご本人・ご家族含め、関係する事業所からも最近の状況と皆さんの意見を事前に把握し、論点はどこかを明確にし担当者会議に臨みます。

「ご利用者のご意向を真ん中に置き、チームの共通認識をしっかり共有しておく事で意欲を引き出す」

今回の担当者会議では新型コロナウイルスに感染しないように細心の注意を払っており、デイサービス等人が集まる環境には行かないようにすると考えているご利用者・ご家族と、ご利用者、介護スタッフもワクチン二回接種がだいたい終わっているから社会交流や下肢筋力維持向上等の機能訓練の事も考えてデイサービスに行ってはどうかという意見をもつ医療介護専門職 の意見が会議の場で混在しました。
ご本人と長年関わっている専門職だからこそご本人に必要だと考える意見を出す事は参考になるのですが、コロナの感染拡大と緊急事態宣言が出ている中、ご本人・ご家族が細心の注意を払っている中ではデイサービス利用を進める発言はご本人が戸惑うだろうし、サービス事業所の信頼関係にも関わってきてしまう。

ご利用者自身は意見を意見として受け止められるように私は感じましたが、ご本人は「自分と家族はこう思っているのに」と感じたかもしれません。ご本人の表情や返答に迷う様子を見て、ご本人とご家族の考えを代弁し、デイサービスに行く事や外出したい気持ちもあるが、まずはご利用者が最重要としている事は今は新型コロナウイルスに感染しないように行動を心掛ける事であり、今はその行動の中でも日常に楽しみがあったり心配事が減るような方向でケアプランを作成したい事を共有しました。

私が担当者会議を進行するにあたって、まずはご本人とご家族の生活に対する意向、それを踏まえた課題分析の結果という居宅サービス計画()の第一表を読み合わせるか、ご本人の言葉で言っていただくかしています。何故ならここがケアプランの軸だからです。
今回の会議もご意向の部分と課題分析の結果でもコロナが収束したら自分が好きな事をしたい というご本人の言葉も共有していましたが、やはり今回の場合は、事前に意見として出す事が良いが、今のワクチン接種状況を説明し他の高齢者も行っているから検討しましょうという言い回しを避けるように共有しておくべきだったと反省しました。

ご本人・ご家族がコロナウイルスについての報道を見て、周囲の人と会話し、自分達が今どうするべきかを考えている事は人それぞれだという事を頭に入れながら、では医療介護職としてどんなサポートが出来て、どんな段階になったらデイサービスの提案したらいいですかねという事もチームで共通認識を持つことが大切だなと感じさせれました。


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。