嘔吐、下痢、家族がノロウイルスにかかった時に

皆様こんにちは!嘉祥会ブログ担当の彌 一勲(ひさし かずひろ)です。

先日、私の嫁さんがノロウイルスに感染し嘔吐や下痢等で苦しんでいました。

特養働いていた時にノロが流行し、対応を経験し対応はしっかりできる!のですが、家だとなかなか思うようにいかないという体験をしました。

当たり前ですが、施設は常に感染予防キットなるものを用意していまして、そこにはガウン、マスク、手袋、ビニール袋、消毒液、新聞紙、その他と必要なものが全て入っていますし、日々の研修とマニュアル化で迷いなく対応できます。

しかし自宅に同じようなものがあるかというと、ないお宅も多いですよね。

今回、自宅でノロの対応を経験して家にも感染予防の為の用意が必要だなと痛感しました。しっかり対応できたので感染は防げました。

自宅に用意しておいた方が良い物として

IMG_0128

ビニールの手袋。必須です。年末の大掃除でも使えたり家にあるかもしれません。

医療用のガウンです。保護しないで嘔吐や下痢の処理をすると衣服に菌が付着し、自分、そして周りの人にも感染していきます。使い捨てのガウンもほしいところ。

IMG_0135

接触、飛沫感染で伝染るのがノロ。お皿等も使ったものを熱湯で消毒するのも大変。使い捨ての皿とスプーンを使ってもらう方がベターです。

IMG_0131

使った使い捨て食器、ガウン、マスク、着ていた衣類等あらゆるものをポリ袋にいれ口を縛ります。

IMG_0134

お粥とOS1等。ノロの症状は嘔吐と下痢が頻繁にあります。脱水に気をつけなければいけないのと食欲が減退するのでお粥。水分補給にはOS1を自宅では使用しました。

衣類にウイルスが付着しないように脚元を守る為に使用します。

マスクはもちろん必要です。

IMG_0252

ノロウイルスの消毒には塩素系を使用します。今巷では次亜塩素酸水や二酸化塩素分子等ありますが、明確にノロウイルスに聞きます!不活性化!と謳っていないものがあります。

ちなみに効きそうだなと色々と買ってみました。

http://www.inter-cosme.com/retail/products/norokiller.html

強い除菌とかは書いてます。名前的にいかにもノロウイルスに効きそうです。

https://www.seirogan.co.jp/cleverin/products/cleverin_gel.html

 

これも。両方とも使用しましたが、効果はわかりません。ひとまず感染が拡大しなかったという事実はあります。

厚労省に載っていました。

というので昔からの対応ですがキッチンの塩素系を希釈して対応しました。

消毒液の希釈の仕方はこちらに書いてあります。

広島県のWEBページから転載しております。

感染力が強いウイルスです。トイレの便器だけでなく、トイレのスイッチや手摺り、ドアノブ等手に触れる所は消毒しておくべきです。

また着た衣類はポリ袋に入れておいて洗濯する際はそのまま洗濯機へいれるのではなく、ハイター等塩素系漂白剤を希釈したもにつけておきます。色落ちしてしまう事もありますので注意してください。

ぬくもりの園だと業務用で

 

これを使っています。G2TAMαPLUS。商品情報こちらです。

WEBページにはノロウイルスの不活性化と書いてあります。

衣類の色落ちもしないようなので、カーテンや衣類などに噴霧したりしています。

年末年始、色々なところへお出かけの方もいらっしゃると思います。不特定多数の人が使うトイレや居酒屋のトイレ等感染経路はいくらでもあります。

手洗いうがい、マスクも午前、午後で変える、部屋は加湿器を使う等して、感染症予防をしっかりしていきましょう。


【ぬくもりの園は介護事業を展開しています】
介護が必要になっても個人の尊厳と意思を何より一番大切に、生活の質(QOL)向上に向けて、喜び・笑顔のある日々をサポートします。

在宅の介護サービス・グループホーム・働きたい方へ(総合ホームページ)
社会福祉法人嘉祥会ぬくもりの園

24時間見守りのある安心のシニア向け住宅(サ高住)
清住の杜町田

■ こちらの記事もあわせてご覧ください。

The following two tabs change content below.
アバター画像

彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。