想いや思い出をつなぐ地域福祉であり近所付き合い

皆様こんにちは!社会福祉法人嘉祥会ブログ担当 彌 一勲(ひさし かずひろ)です。
日曜日は今年最初の夏日でした。暑かったですね。日大三高近くの桜並木は桜吹雪がすごく綺麗でした。

想いや思い出をつなぐ地域福祉であり近所付き合い

さて、先日ふれあいサロンにてうどん打ちを教えていただきました。
まず、ふれあいサロンとは

 「ふれあいサロン・子育てサロン」は、地域の中で仲間づくりや異世代交流を行い、人と人とを結ぶふれあいの場として、地域の皆さんが運営するサロンです。

 現在、市内には70ヶ所以上のサロンがあり、お茶を飲みながらおしゃべりをしたり、外出やミニコンサートを開くなど、多種多様な活動を楽しんでいます。

 町田市社協では、サロンをとおして地域の中で人と人との輪が広がることにより、誰もが安心して暮らせることを願い、市民のみなさんと一緒にサロン活動に取り組んで行きます
http://www.machida-shakyo.or.jp/jigyo/j1-salon.html より引用。

これを嘉祥会の所在地近くの清住平自治会主催のふれあいサロンをサービス付き高齢者向け住宅「清住の杜町田」の地域交流スペースで行っていただいています。

ここで私も清住平の一員として参加したうどん打ちです。
中力粉から塩と水を加えて混ぜて、こねて、踏んでと生地つくりから麺を茹でて食べるまでレクチャーしていただきました。

そこで作った麺が美味しすぎて、うどんは買うのもいいけど、自分で作るものだ!と感動してしまいました。

ふれあいサロンで作った生地を家に持ち帰り、麺棒はないのでパン生地を伸ばすのし棒で伸ばし普通の包丁で麺を切って食べました。家族で楽しめてうどんが打ちたいという欲求が止まらない状態になり、家では3日に1回くらいうどん作りたいと口にしていました。

なかなかスーパーには強力粉と薄力粉は売っているものの、中力粉はなく、強力粉と薄力粉を混ぜれば中力粉なんじゃないかという議論を店内でしていましたが、美味しいうどんを作る為に中力粉はamazonで頼む事にしました。

そんな話しを家で最近していました。

そして4月ふれあいサロンは近隣の公園で花見でした。私は先約があり行けなかったのですが、嫁さんが近隣のママ友を誘って地域の花見に参加させていただきました。

私は参加した様子を夜、家で聞いたのですが、そこで、いつもお世話になっているふれあいサロンを中心となって運営されているM様と嫁さんが話したらしく、うどんの製麺機を貰える運びになりました。

その”製麺機”がこのブログの大切な所です。

この製麺機は小山田桜台にお住まいの方が所有されており、ご主人が家で製麺機を使ってうどんを作っていたけれど、数年前ご主人がお亡くなりになってから使わないので誰か使ってくれる人がいればと探されていたものでした。

大切なご主人が愛用していた品で、使わないけれど、捨てるのって非常に辛い事なのは想像できます。なのでご自宅に使わずとも大切に保管されていた。

そこでうどんを作りたい私のニーズがあり、M様と嫁さんで話しをしていた際に話がまとまったという流れです。
想いを口にしないと夢は叶わないというように、これも口にした事から始まりました。

M様が仲介してくださり、そして製麺機をいただきに私達夫婦とM様夫婦でお邪魔しました。
そこで色々とお話しをしました。

やはり思い出の製麺機が誰に渡るのか、大切に使ってくれるのかを確かめた上で大切な品を頂戴するのが筋かと思いましたの夫婦でしっかり大切に使います。と告げてから頂きました。

一つの家庭で役割を終えた製麺機が今度は私の家にきました。

私もその想いと思い出がつまった物だからこそ大切にそして末永く使わせていただこうと思いました。

私の家だけでなく、嘉祥会で使う事も考えています。

またその日、M様が嘉祥会にいらっしゃり、私が去年ソフトボールに参加した時に書いたブログを読んでくださったようで感想をいただきました。

そのブログが
https://kashokai.com/blog/archives/10047

これを読んだM様から「嘉祥会が先代含めずっとこの地域でやってきている祖父母、両親の背中を見て育った息子さん(私の事です)だからこそ、こういう想いがあるんだなと思いました」という事を言っていただきました。

製麺機の事も嘉祥会の事もそうですが、大切に思える事は根底に人を思いやる気持ちと、ずっとこの地域を大切にしていきたい想いがある。

私は近所の付き合いでいながら地域で仕事をしている、公私混同もいい所ですが、実はそれがマッチしているような気がしました。

私を育ててくれた、影で支援をいただいた方々とご近所さんとして、そして社会福祉法人として地域福祉を推進法人スタッフとして関わり少しでも還元できるように努める事ができる。
私一人の力ではできない活動を法人を通してならできる。
という事ですね。

想いや思い出を繋ぐ事は、自分のあたたかい気持ちに気づかせてくれる大切は心の栄養であり、これが仕事のやりがいでもあるんだととても思い知りました。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。