ぬくもりのグループホームは”ベランダ”が一番好きです!という職員がいた

ホームページにスタッフインタビューを載せよう!とスタッフ6名と個人個人と対話形式でインタビューをする機会がありました。

様々な考えやヴィジョンに触れ、法人理念は統一のものがありますが、スタッフ一人一人しっかりした意志を持ち、目の前のご利用者と接していることがわかり、多様性だなと感じました。
しっかり自分の頭で考えて心が動いているスタッフ達を心強く感じました。

色々会話した中で、面白いなと感じたのがグループホームのベランダについて話したことです。

うちの法人(所属部署)の良いところはありますか?という質問をなげると、グループホームで働いている職員が「うちのグループホームのベランダが大好きなんです!」と即答しました。

私はこのような内容の返答を初めて聴いたので興味がわき、深堀しようとその言葉の続きを促しました。

「お部屋からベランダに出られて、自分の洗濯物を自分で干すって、とても大切なことだと思うんですよ」
ということでした。

うちのグループホームだと見慣れた風景ですが、個人のお部屋のベランダに洗濯物を干すということはグループホームでは珍しいと言っていました。
あまり意識したことなかったので他のグループホームは知りませんが、自分の洗濯物を自分の部屋のベランダに干すというのは確かに意味のあることだと思いました。

介護の自立支援ではなく、単純に「自立」という言葉で私が最初に思ったのが、親元を離れ自分のことは自分でやるということでした。
洗濯物って、とてもパーソナルなものであるということと、これまで料理、掃除、洗濯を親がやってくれたいたものを自分でやるということ。
自立は経済的自立もそうですが、生活の行為としての自立は自分の洗濯物を自分で干すということも一つではないかと思います。

それを踏まえてグループホームに置き換えて自立支援になっているか、尊厳を重んじるということに配慮できているかと考えると、その要素は兼ね備えていそうです。

洗濯物は正直言ってしまえば、全員の洋服を全部一緒に回して乾燥機にかければ終わります。これは職員の”業務”という位置づけで行うことが想像されます。
しかし自分の洗濯物を自分の部屋のベランダに干すということは自立支援になります。
そして下着等は特に人に積極的に見られたいものではないですよね。
それを自分で取り扱い、自分で干す。
干したら外の天気を多少は気にするかもしれません。
「あら、雨ふりそう。洗濯物しまわないと」
これはこちらが時間を伝えその時間から想起される行動に結びつく声掛け(簡単な例お昼の12時ですね。お腹すいてきましたか?と声掛けすると今はお昼でそろそろお昼ご飯かもというような具合)をせずとも外を気にしてくれるきっかけになると思います。「暗くなってきた洗濯物しまわないと」 

という事は見当識に対してこちらが確認せずともご入居者が自身で意識できるようになるのではないか。

そこまで狙い通りにいかなくても、その中の一つ二つのエッセンスは自立支援になるのではないか。

とインタビューの後私の中での結論としました。

私が気づけなかったことをとても大切に日々関わっているスタッフがいる。
だからチームケアという考え方が重要なんですよね。


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。