食の楽しみ あえて手間をかけ、皆さんに関わっていただく

的に使う文明の利器なくしては暮らせません。
普段料理を作る時にはガスコンロのスイッチを入れて1,2秒で火をつけ、材料を煮たり炒めたりしますよね。

ご飯を炊くときも米を研いで炊飯器にセットしスイッチひとつ!
私が生まれた時にはこの世に存在していたものたちですが、過去、そのような便利な料理器具なく調理していた日常がありました。

デイサービスにて竈(かまど)でご飯を炊こう!と始めてから定期的にかまどを有効活用しています。

竈(かまど)でご飯を炊いてhttps://kashokai.com/blog/archives/14382

経験者のご利用者がいて、火おこし、かまどでご飯を炊く事のレクチャーしていただいています。

先日デイサービスに顔を出したら中庭で薪を割っていました。

食の楽しみ あえて手間をかけ、皆さんに関わっていただく

担当スタッフに話しを聴くと「薪をはじめて割る方もいるのですが、昔割っていたという方がいたので、皆さんでやってみよう!となりました」と、かまどで使う薪から皆さんで用意していました。
そして数日後、今回はうどんと、そのスープをかまどで作ったということでした!
手間かけすぎだな(笑)と私は思ったのですが、皆さんご自分で最初から最後まで携わった料理ということもあるからか「おいしい!」とよく召し上がっていたようです。

文明の利器を使って料理を提供してもらうこともいいですし、時には皆さんで力を合わせ、手間をかけて「食べたいもの」を作ってのも良いですよね。

手間をかけるからおいしい!という事よりも、手間をかける工程に皆さんが関わることで、できあがるその食事への関心が高まったように感じました。

また、自分で作るという行為も、一生懸命調理しておいしそうな匂いがしてくると、食欲と期待感が高まります。
魚を釣って家にもって帰える時に、何の料理にして食べようかなと考え帰宅し、自分で捌いて食べる魚っておいしいし、自分で育てたを食べるのもおいしいし、特別感があります。
あの感じに少し似ているかもしれませんね。

同じことをするにしても、そういう感情、満足感って大事だよなと実感しました。


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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。