ふれあいサロンがとても進化していて感覚的には絆サロン

ふれあいサロンってなんですか?

という人もいると思うので説明すると

「ふれあいサロン・子育てサロン」は、地域の中で仲間づくりや異世代交流を行い、人と人とを結ぶふれあいの場として、地域の皆さんが運営するサロンです。

現在、市内には70ヶ所以上のサロンがあり、お茶を飲みながらおしゃべりをしたり、外出やミニコンサートを開くなど、多種多様な活動を楽しんでいます。

町田市社協では、サロンをとおして地域の中で人と人との輪が広がることにより、誰もが安心して暮らせることを願い、市民のみなさんと一緒にサロン活動に取り組んで行きます。

社会福祉法人町田市社会福祉協議会【ふれあいサロンとは】引用

この文章通り、多世代が交流したり、楽しんだりしています。

参加される方のほとんどが大人で60歳以上の方もいらっしゃいます。

そんな中、私の住まいはこの清住平なので普通に参加しています。特に食事系の時は出席率高めです。

自治会の方の得意料理を学んで、食べて、飲んでという具合です。

今回はラタトゥユとラムチョップと得意料理でこの2つを出せるオシャレさに驚きました。

ふれあいサロンがとても進化していて感覚的には絆サロン

私も作り方を質問しながら、できたものを食べさせていただくわけですが、裏では買い出しやら試作やら時短のための工夫やらと様々な作業とまとまった時間が裏に隠されているわけです。

サロンではラタトゥユの材料を刻んで、味付け等説明がありましたが、実はそこから煮込むこと2時間という長い時間が必要。

それを待っているとなかなか大変なので、家で作ってきてくれるんですね完成したものを。

本当に頭が下がります。

ふれあいサロンがとても進化していて感覚的には絆サロン

ふれあいサロンがとても進化していて感覚的には絆サロン

「◯◯さん、これすっごい美味しいですよ」と私はお腹をすかせてぱくぱく食べ、おかわりをもらったりとすごく楽しく至福の時を過ごしていたのですが、それも裏で頑張ってくれていた方がいるから。

感謝の気持ちはしっかり伝えました。

このサロンを通して、自治会の方々とも知り合いになり、道ですれ違った時には挨拶をするようになりました。

小学生の通学、帰宅時に見守り活動で立ってくださっている方にも「暑いのに大変ですね。お疲れ様です」と声をかけ一言二言交わしたりするのが普通です。

私は本来そういうことが苦手な人間だと思っていましたが、いつも可愛がってくれている方々には声をかけたくなるんですよね。

そして生活の中で「おいしいコーヒー見つけたな。あ、◯◯さんに一袋持っていこう」とか相談ごとがあったりすれば、相談する人が頭に浮かんだりします。

私は住み慣れた地域でいつまでも住み続けられるように支援する介護事業所をやっているのと同時に、清住平自治会の一員なわけです。

これはいいか悪いかわかりませんし、人によっての価値観で全く強要する気はありませんが、これはとても心地が良い。

地域の一員であり、地域ニーズをかなえる公益的なことを行う社会福祉法人嘉祥会のスタッフだということ。

ワークライフバランスを強く職員に薦めて、徹底的に業務効率を見直す傍ら、非常にゆるやかに自分は仕事と地域の一人ということを分けずに楽しみ、そして課題はなんなのか考えています。

そこで思うのは、どれだけ「素」の状態でいられるかが大切だなということ。
ここからがONでここからがOFFとやっていたらバランスを失います。

だからずっとONだしずっとOFFだしという状態を心がけています。

介護事業所のスタッフでありながら、自治会の皆さんに対して思うことは『いつまでも元気で介護をうけずとも暮らしていけるようにいてくださいね』ということ。

いつまでも元気でいていただきたいんです。

このふれあいサロンを中心に運営されているMさんとラタトゥユを前に、今後の話しをしましたが「(地域の人が)認知症のこと理解しておけばね〜。それでサロンにいつもどおり参加して楽しく過ごして。そういう感じでみんなで暮らしていきたい」と言っていました。

このサロンに来ておいしい料理を食べ、飲んで笑っている仲間で暮らしていきたいですよね。
「サロンに来ているメンバーでしばらく顔を出さない人がいたら「どうしたの?」と声をかけにいけるでしょ」とMさん。

そういう仕組が理想だよねということを、先陣きってやっているわけです。

すごいですよ。

またこんなことも言っていました
「あるひと区間区切って、どうぞここ歩いてください。自由に家に出入りしてくださいってやっておけば認知症でも家に閉じこもらず好きに歩いて暮らせるよね」

思いやりゾーンみたいな感じですね。と話しが盛り上がりました。

近所でお話ししたことなかった方とも顔見知りになれたので、また散歩の時に会ったら気持ちよく声をかけられます。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。