小山田だからこそ!筍掘り

ご利用者と筍掘りに行ってきました。

竹林は斜面が多いのでなかなかご利用者と掘るのは難しい。

と思っていましたが、広大な土地で比較的平地で筍がとれる竹林にお邪魔することができるようになったのでご利用者をお誘いしました。

小山田だからこそ!筍掘り

ご利用者は数日前から手袋や採った筍を入れる袋を用意したりと物凄く楽しみにされていました。

聴くところによると今年は筍が豊作だそうです。

現地はまさに『秘境』とも言える土地。小山田に30年住んでいる私が言うんだから間違いないです。

小山田だからこそ!筍掘り

本当に原風景といいますか、この空間は山で囲まれており田園風景が広がっています。
聞こえるのは鳥の声。

そこにある竹林。

竹林に一歩脚を踏み入れるとものそこらじゅうに筍が生えている。

パラダイス!

ご利用者は筍に詳しく、狙うは目に見えている立派な筍ではなく、頭だけひっそり出ている地面を掘らないと全体の実態がわからない筍。

実はそれが一番美味しいらしいです。よく知っていらっしゃる。

小山田だからこそ!筍掘り

いざ筍を掘り出すと、これがなかなか難しい。
とにかく根っこが張り巡らされていて、硬い。

根っこの赤いポツポツが見える感じで採れると、GOODだとインストラクターというかいつもお世話になっている方から教えていただきトライするも、いいあんばいで採るのって難しい。

私達もひーひー言いながら掘るのですが、ご利用者が目を輝かせ、率先して筍掘りをおこなっていました。すごい、そんな動けるんだ。と関心してしまうくらいです。

やはり、楽しみと興味が人を突き動かすんだなと思いました。

悪戦苦闘しながら、20本くらいはぬきました。

小山田だからこそ!筍掘り

採ったその日なら茹でなくても刺し身で食べられるようです。

ご利用者は今日はお刺身で食べて、明日以降は茹でたものをつかって煮物。とおっしゃっていました。

帰り際、草むらに目をやり「せりだ」と皆さんで野草を採っていました。よもぎとか、もうちょっと前の季節だとつくしとか。

草むらに目をやり「せりだ」と皆さんで野草を採って

私は春の香りが強い草、ふきのとうもですが大好きで普段食べられないものなので「なんて贅沢なんだろう」といつも食べる時に思います。

それがこんな一杯簡単に採れるなんて!

目をこらせば、そして知ってさえいれば野山の草もお宝が潜んでいるんですね。

草むらに目をやり「せりだ」と皆さんで野草を採って

ご利用者とは「また来年、絶対来ましょうね」と約束しご利用者も「元気でいられたら、是非お願いします」と力強い返答をいただきました。

小山田だからこそ!筍掘り

みんなで楽しんで、旬のものを収穫し、そして食べる。

これ最高だなと。小山田だからこそできる春の贅沢だなとしみじみ感じました。

明日以降ぬくもりの園の事業所は筍が食卓を賑わすでしょう。

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。