平成30年度が始まり、新人職員が入職。フレッシュな顔ぶれ、役職変更もあり新年度だと実感しますね。
そんな中、職員全体会議をおこないました。趣旨は職員の顔合わせと役職変更者の紹介、意見共有の為におこなっています。
私はいつも訪問介護と介護ステーションにいることが多いので、他事業所のスタッフと顔を合わせられる機会なので色々と伝えたいし一人一人話したい。
しかしもちろんその会議の場で時間が限られます。そして4月から入った介護職1年生から10年以上働いている職員がいるという経験も知識もまちまちの中、ワンセンテンスで皆の言葉に残るシンプルで力強い言葉を言いたいと思いました。
そんな中、平成30年度の私が選んだ言葉は「笑顔になっていただけるように支援しましょう。主役はご利用者です」
にしました。
どこまでいっても普遍的で、かつそれを行動指針にしていれば、法人としてブレない。当法人は介護サービスを実施している事業所ですが、特別養護老人ホームなどの入居施設に比べ圧倒的に身体介護の局面が少ない。
あと認知症ケアを開設依頼実践しているので、精神的なケア、コミュニケーションが重点となっています。
なので、安心安楽にという大前提の言葉があるけれど、笑顔になっていただけるようにという言葉にしました。
笑顔で接する。という接遇マナーの言葉だけでは不十分ですよね。笑顔になっていただくことを考えれば時に笑顔で接することも必要ですし、不安をかかえている方がいたらその状態からどうやって笑顔(改善)になるか考えることが必要です。
そしてご利用者が主役。あたりまえなのですが、これは大切なキーワードでいつの時も欠かす事ができません。
ケアの実施時、カンファレンス、会議、すべてご利用者が主役であるか。
を忘れてはいけません。
介護スタッフ個人個人いろいろな目的の中、また働く理由がある中で働いています。
認知症ケアをしっかりやりこみたい。家に訪問し在宅で、1対1の支援がしたい。生活の賃金のために働く。
働く目的は色々あるけれど、スタッフとしての目標は統一して「ご利用者の生活の質を上げる!」ですね。
みんな心の中で思っているはずですが、スタッフ70名いますのであえてもう一回言いたい。
またある程度の役職についていますので、専門的な知識と社会福祉法人の運営スタッフとして様々な知識と言葉をもっていないといけません。
なので、あえて誰にでもわかりやすい言葉で表現することを大切にしています。
やっぱりシンプルで力強い言葉って難しい。これは自分の考えで言うけれど、皆にどう伝わっているか、は行動と言動で確かめるしかありません。
ゆっくりいきましょう。
新年度でフレッシュでモチベーションがメラメラの時期だからこそ、あえてゆっくりやっていきたいと思いました。
『善きことはカタツムリの速度で動く』 ですよね。
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彌 一勲
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