caretex2017に行ってきました

皆さまこんにちは!嘉祥会ブログ担当の彌 一勲(ひさし かずひろ)です。
すっかり暖かくなってきましたね。寒の戻りがありつつ、春に向かっているのを感じますね。

タイトルのように3/15~3/17で開催されているcaretex2017へ情報収集、現状使っているシステムからの変更、時短、業宇効率アップの目的をかなえるべく、行ってきました。

毎年開催されており、ブースも毎年違うのでその時々の時代の流れを感じます。
今年の出店で多かったのは「食」と「ロボット」と「見守り」でした。

〇食ですが、

吉野家が介護食への参入というニュースが以前にありました。
http://www.joint-kaigo.com/article-3/pg568.html

caretexでも吉野家の出店があり、やはりそれなりに賑わっていました。
私個人的には最期まで好きな物を食べていたいという思いでいますので、
二郎系ラーメン野菜、ニンニクましましを最期に食べられるようにという意気込みでいます。

食は人間の三大欲求の一つで、お腹を満たしたい。そして、ご飯を食べておいしいという悦な状態に入りその時間を楽しみたい。
なので、「食」は咀嚼・嚥下機能が低下したご高齢者に対し、美味しさ、満足さを追い求める競争がある事は素晴らしい事です。

栄養バランスのしっかりした食事と運動が介護予防につながりますし、働き盛りの人もこの両立が叶えば生産性があがります。

配食(はいしょく)というお弁当を高齢者宅に届けるサービスがありますが、独居や食事が作れない事情のご家庭では重宝する仕組みですが、それも栄養のガイドラインを設けていく方向性みたいです。
http://www.joint-kaigo.com/article/pg230.html

〇つづいてロボット

ペッパーを代表するAI搭載のロボットというものと、見守りロボット、コミュニケーションロボット、移乗介助のロボット、立つ、座る時の補助ロボット、リハビリをするロボット等様々ありました。

これは経産省
http://www.meti.go.jp/press/2014/05/20140528001/20140528001.html
も厚生労働省も
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000112870.html

現場でのロボット導入へは補助を出すほどに促進しています。
ペッパー等のAIよりも介護職員の負担軽減の為のロボットが対象のようですが。
http://robotcare.jp/

重点開発分野が8項目あり
移乗介助機器(装着型)
移乗介助機器(非装着型)
移動支援機器(屋外型)
移動支援機器(屋内型)
排泄支援機器
入浴支援機器
見守り支援機器(介護施設型)
見守り支援機器(在宅介護型)

です。サイバーダイン社のHALが一時話題になりましたが、あまり私が知っている介護現場では見た事がありません。
https://www.cyberdyne.jp/products/HAL/

この分野は経産省もという事で、数少ない成長産業として見ているという事だと解釈しています。

〇見守り

ロボットとオーバーラップする内容ですが、こちらも世間的にも重要視され行政、民間、自治会単位でも課題にあがっている事です。
caretexでの見守りですが、大きくわけで二つに分類できるかと思いました。
一つか監視カメラ。もう一つはウェアラブル。

カメラは非常にグレーゾーンというか、一部始終生活の様子をカメラを通し見られるので人権の問題がありますね。プライバシーがほぼ0っていう事。それがありつつも、カメラにて見守りするのが間違いなく目視なので確実な情報でもあります。

家族やご本人の意思が合致すればつかえる?ような気もします。

もう一個は越えないといけないハードルはあるものの、実践する価値があるなと思ったのがウェアラブル装着での見守り。

ウェアラブルとは身に着けるデヴァイスの事です。アップルウォッチが代表されるようなスマートウォッチもその一つですね。
http://www.apple.com/jp/watch/

嘉祥会独自では正直無理ですが、構想としてあった事で、例えばお一人暮らしで何かあった時に不安、だったり急に具合が悪くなった時に救急車呼べないかもしれない。日々の体調管理をしっかりしたいという方にはこのスマートウォッチを渡すといいなと思っていました。

このスマートウォッチは時計型ですので、つけるつけないは自由です。
そしてバイタル等数字上の情報や、緊急時に呼び出せる機能があればいいですよね。

認知症でお一人で外出したものの、家に帰れない方に関してはGPSや携帯電話で居場所を確認する事ができます(これもプライバシーの問題で賛否両論ですが)。しかしGPSと携帯電話を持ち歩く事が前提になります。
なので持たずに外出する事もあるかと思いますが、スマートウォッチは時計で常に身にまとっていられるのであれば、その課題をクリアする事ができます。

バイタルの異常をウェアラブル端末を通し察し、連絡や救急要請をする事も可能かと思います。

ご近所付き合いや配食や郵便で安否確認という事が現在の種となる所ですが、将来的にスマートウォッチの価格が下がっていけば普及するかもしれません。

今はスマートウォッチ安いものは安いですが、これというほどに生活が変わるものがない印象でアップルウォッチ27800円~ですので、嘉祥会で購入して見守りサービス!という打ち出しは難しそうです。
なので、総合事業が始まるように国でなく市区町村独自の取り組みが非常に大切になるのと同時に、どれだけ効果的な見守りや介護予防を打ち出せるか。が大切になってくると想像できます。

そんな中、嘉祥会として、在宅生活を続けられる皆さまのお役に立てるにはどうしたらいいか。

微力ながらも来年度から介護ステーションでも健康延伸にお役立ちできるように準備中です。

私の思い描いていたものの出店がなかったので、これはビジネスチャンスかもというヒントも得られたcaretexでした。
caretex2017に行ってきました

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彌 一勲

特別養護老人ホーム、訪問介護にて施設・在宅ケアに関わってきました。 ご縁があって出会った“人”の人生、生活に向き合い、専門職として関わることを大切にしています。介護が必要になってあきらめかけた自分らしい生活を介護士が黒子(きっかけ)となって叶う瞬間、ワクワクしている表情を見られる時にやりがいを感じます。 認知症になっても住み続けられるまちづくりを医療介護従事者、地域住民の方々と一緒に考え、行っています。