夢を叶えたい

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デイサービス:横澤さん

2017年入職/中途

1. 福祉へのきっかけ、嘉祥会へのきっかけ

社会を変えたい!

福祉へのきっかけ、嘉祥会へのきっかけ
元々は理学療法士を目指していて、昼間は老健でアルバイト、夜は理学療法士の専門学校に通っていました。ある時、学校の授業の中で知った「障害は不自由であるが不幸ではない。不幸にしているのは社会である」というヘレン・ケラーさんの言葉が心に響き、それまで特別な目で見ていた部分があったことに気づかされました。
不自由を少しでも無くそうと色々な道具や制度があるのに、社会がそれではダメだと感じ、そんな社会をぶち壊したい!という想いで介護の道を歩み始めました。
 ぬくもりの園に入職する前は、大規模や通常規模のデイケア、有料老人ホームなどで働いていましたが、もっと小規模な場所で、認知症対型のデイサービスで働いてみたいと思うようになりました。あと、ずっと「流しそうめん」をやりたくて、ぬくもりの園がやっていることを知ったので決めました(笑)

2. いまの業務など

ウェルビーイングを大切に考えて仕事しています!

いまはデイサービスの生活相談員をしています。デイサービスは在宅生活を継続していくための手段の1つと考えています。ご利用者の夢や願いを叶えたいと思っているので、普段の会話でそういった部分を引き出せるようにコミュニケーションをとっています。以前はみなさん一緒で楽しんでもらいたい、という想いがありましたが、今はよりご利用者個人に楽しんでもらいたいですね。
夢や願いに向けての土台
もちろん3大介護と呼ばれる「入浴、排泄、食事」も大事ですが、それはあくまでも夢や願いに向けての土台だと思います。 この人の今の幸せとは、ウェルビーイング(どこへ行きたい、美味しいもの食べたい、など幸福に暮らすといった概念)を大切にしています。
うちのデイサービスの良いところは、一番はご利用者がお風呂にゆっくり入れるところですね。小規模ならではじゃないかと思います。あとはフットワークが軽くて、静かな住宅街という立地もあって気軽に個人個人で散歩にも行けるのも好きです。地域のお祭りに参加させてもらい演芸を披露したりと、地域に開かれているところも良いですね。

3. やりがいなど

普段見られない表情が見れた時

ふとした瞬間、普段のコミュニケーションなどでは見れなかった表情が見れた時ですね。あるご利用者とお散歩をしていた時に「四葉のクローバーって見たことないよね」という話の流れから、公園で一緒に探して、見つけられた(!)ことも嬉しかったですね。「夢中になってしまったけど、あんなに私が歩けるなんて」とご自身でも驚かれていて、新しい発見がありました。その時にとても素敵な表情をされていました。
もちろん、ご家族からの「いろいろやっていただいているので、在宅介護が続けられています」といった一言をいただけると、すこしはお力になれているのかなと嬉しくなりますね。
休日はもっぱら子どもたちと、家族で遊んでいます。コロナ禍の前はよく水族館とかにも行っていましたね。

4.これから

夢を叶えるデイサービスが理想

ご利用者の夢や願いを、ささやかな事からでも良いのでもっと叶えていきたいです。夢を叶えるデイサービスが理想ですね。あるご利用者と一緒にスーパーへ買い物に行ったとき、「いつも買物ばかりだから、ほかのところも見てみたいわ」ということで施設を見て回りました、そこでゲームコーナーにあったUFOキャッチャーに興味を持たれたので、挑戦をしてみました。景品はとれなかったのですが、「90歳にしてはじめてやったわ」という一言と普段とは別の楽しそうな表情を見ることができました。こういった機会をもっと増やしていきたいです。
ご自身でも驚かれていて、新しい発見
高齢だからとか、障害があるからという事で夢や願いを諦めてほしくないです。「無理かなぁ〜」と思っても「横澤にお願いしたら何とかしてくれるかもしれない」って思ってもらえたら嬉しいですし、そういう存在でいたいなと思います。
ある日のデイサービスで「世界アルツハイマーデー」の話をしていたら、ある利用者さんが「私、認知症です」と仰られました。ご自分から言える環境ってすごく良いですよね。認知症に限らず障害を持っている方も「バリア」と感じないような社会になってほしいので、少しでも力になっていきたいですし、それが「福祉の専門職」としての使命なのかなと思っています。
 

ご利用者の夢を一緒に叶えたい、新しい発見をサポートしたいという方をお待ちしています!

※記載内容はインタビュー当時のものです。