シルバー産業新聞にて記事にして頂きました。

ぬくもりの園のデイサービスで導入している回想療法、ミッケルアート回想療法と
その取組みをシルバー産業新聞に記事にして頂けました。

 最近の事はあまり覚えてなくても昔の事ははっきり思い出せるという方はお年を召されている方は多いと思います。しかし、昔の事を話して下さいとフリーで話しする事って難しい。ミッケルアートは大きな括りで言えば、「昔懐かしい絵」であり、目で見て「あー!あったあったこういうの。懐かしいね」から会話が始まるコミュニケーションツールです。
 若い介護職員とご利用者の会話でも一役買います。ご利用者が絵を見て体験談や時代背景と語り出し、若い職員がそうだったのですか、と教えて頂く。ご高齢者と孫の会話のようで自然であり、ご高齢者主体の会話が起こります。

私も自分の親世代50~60代の方々とぬくもりカフェの時にミッケルアートを見ながら30分程お話させて頂いたのですが、絵についてその頃の時代についてとても新鮮なお話が聴けました。紙芝居だったり、木造校舎だったり、昔はそういうものがあった事は自分自身知っていましたが、実際こういう感じだった、その頃の子供の遊びのトレンドや実体験等、知らない事を聞ける楽しさを感じました。

実際、ぬくもりの園デイサービスでの実戦でもこういう光景を目の当たりにしています。

記事を見て頂くとわかるのですが、ぬくもりの園デイサービスでも「ご利用者の笑顔が増えた」「普段無口な人が得意げに話すようになった」「これまで知らなかった話が聞けた」ととても効果の実感があります。
また認知症の周辺症状と言われる(人格・性格変化、精神症状(不安・焦燥感・躁鬱状態・暴力行為・自殺企画)、幻覚・妄想、せん妄)が改善される評価が実際ぬくもりの園でも出ています。

 もともと、ぬくもりの園の始まりは認知症対応型共同生活介護グループホーム、認知症対応型デイサービスでした。認知症サポーター研修を社員全員に受けて頂くなど、認知症の方でも地域でいきいきと暮らして頂けるように微力ながらもやってきました。
 認知症の方への質の高いケアはぬくもりの園の原点でもあり、今後もどんどん取組んでいく内容です。
ミッケルアートという素敵なツールを得て、今回記事にして頂けた事は、職員のモチベーションにもなります。
本当にありがとうございます。

 引き続きミッケルアートの進捗状況等ブログで報告させて頂きます。